介護

もし明日車いす生活になっても今の家に住めますか?

私の答えは「いいえ、できません」理由は

・狭く、一軒家で車いすが入らない

・生活スペースまでに階段があって狭い

・エレベーターがない

などほかにもたくさん理由があります

私が家を建てたときに考えたことは

子供たちが大きくなって巣立ったら住み替える

一生住む家ではない

家族形態によっては住み替える

売るか貸すことができる家

などを考えました。

介護の仕事が長かった、私個人的な考えではありますが

70代までは足腰が比較的元気な方が多い気がします

(テニスを始めて元気な高齢者が多いことも気づきましたが)

70代後半から80歳を過ぎると病気などを機に一気に筋力が低下する方が多いように感じました

(もちろん個人差はあります。実際に108歳で元気に歩いていた方もいらっしゃいます)

転んだり、病気、事故で車いすに。。

この間まで元気だったのにという方も

手術や入院中に、歩くことは難しいので

病院から自宅に戻れずにそのまま施設へ!!

それも、たまたま空きがあった施設へ入所され、

退院後一度も会えないという方を何人かみてきました。

”本当に本人が望んだ終の棲家だったのかな・・?”

と思っていました。

・エレベーターがあればな

・階段がなければな・・

・車いすが入ればな・・

など環境がクリアできれば自宅で過ごせたのになと感じました。

必ずしも自宅で過ごしたいと思っている方ばかりではないと思いますが

今はいろんな施設があって元気なうちに

探してみたりするのもいいかもしれません。

****以前、認知症当事者の方の本を読みました*****

その方は認知症かもしれないと思ったときに

10年後、20年後のご自分を想像して、今の家だと自宅で過ごせないと考え

引っ越しされ認知症を発症された今のご自宅ですごされております。

ご自分のことを”認知症”だとなかなか認めることは難しいことだと思います。

ただ認知症も明日、急に何もかも忘れてしまうという病気ではありません。

とても柔軟に考え行動されてすごいなとその本を読んで思いました。

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「引っ越し」はとても体力と気力が必要です

病気になってからではご自分の意志ではとてもハードルが高いですよね

みなさんは最期はどこで過ごしたいですか?

自宅と思っている方は↓↓

・おうちの環境を考える(車いすでも住めるか。など)

・住み替えが必要か(費用なども含めて)

・自宅療養によりそってくれる医師が近くにいるか

などをご家族と話したり、調べておくだけでも

いざというときに焦らず自分が思い描いたエンディングストーリーを過ごせるはずです。

今はエンディングノート・終活ノートなども売っています。

みなさん悔いのない人生を♡